卒業式スーツとソング、それぞれの道

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３月１日（日）

県立高校の 卒業式が
一斉に行われた。


毎年
ここ沖縄では
記憶の中に
「雨」。


「旅立ちの日に」



何十年前、

そして今、

そう遠くない
今と昔。





何十年も

「昨日」という
ひとくくり。


大切な我が

息子のために

わが娘のために


晴れの日に

普段は
自分の服さえ
まともに買ったことのない
親たちが

全て
あるお金は
子どものため。


だれもがそうだと思う。

何回聴いても
涙止まらん。
「さくら」



そんな着慣れない
スーツ姿の
お父さんお母さん。

なにも
スーツだけが
パリパリではない。




気持ちも心も

あのころの

「自分自身」。


同じDNAを
もつ我が子の
卒業がダブり

緊張で
身も心も
パリパリは

親も子も一緒だ。



俺たちの頃は

卒業式に流行った
曲って何だったかな。


「第二ボタン」
を取られた記憶のある
モテ親父も

今や
ただのハゲ

ただの
オッサン。


メリケン粉攻めに
あったり、

生卵投げる
バカなやつがいたな。

花束いっぱいもらう
先輩、
もらえないやつ。

卒業は

お礼回りも
期待！？

しながら

かまえていた
卒業生に

先生方。


結局、


ばかばかしくて

そんなの無かったね。


逆に

抱き合って

一緒になって

泣いたね。


何だったの

あの

恨みつらみは・・・


在校時、


この世を
若くして去ったものもいた。


思春期、

それだけで
悲しくて
どうしようもなく
悲しかった。



先生との
ケンカ！？


いや

無かったな。

つっぱていたけど

ケンカしたけど

正座させられた。結局は

先生たち
やりたい放題だったな当時は。

メッチャ怖かったぞ。

しかし、

バカもさんざんやったね。


でも、

家庭の事情などで


進学ではなく

働かなくっちゃ
いけないやつもいた。

俺も新聞配達しながら

学校通ったし、
授業料も払った。


そして、

その後も
いろいろあったな


人生いろいろだね。


長いようで

短いね。


そうこうしているうちに

音信不通。


気がつけば

結婚し、子どもも
大きくなり、


立派なおじさんおばさんに
なった。

いつまでも
若いと思っていたら

世の中の中核だったり

もう

定年が近かったり


みんな

通る道は一緒だね。


健康で幸せで

子どもたちに

良い未来を提供したいね。


大人になったら

家族を持って

子どもができたら

みんな未来を

子どものために

少しでも

良くしたいって思うんだね。


世のお父さん

お母さん

パリパリのスーツ

どこかの
議員さんみたいで

偉く見えたけど


人は
見た目じゃ


わからん

と言いたい。


卒業する子供たちよ


今時

居酒屋で
飲んだら捕まるよ。


昔と違うぞ。



お家で

ゆっくり

親と語ったら
どうかな。

親たちは
昔のこと

そして
今現在に至るまで

ケガや事故、病気に
しないさせないで

今日まで育て上げたことに

「ありがとう」

ぐらい言ってあげたら
どうよ。


きっと

涙で


見えないはず。。


全ての苦労が

報われるはずよ。



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