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5.サステナブルな「代替食品」 (2) [健康]

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(2)代替食品の開発理由


<食糧不足>

 日本の人口が減少し続ける一方、世界の人口は増え続けており、国連の発表に
よると今後30年で世界人口は20億人増え、2050年には97億人に達するとさ
れており、人口増加に伴い食糧不足が心配されています。特に肉、魚、卵などに
多く含まれるたんぱく源が不足するといわれています。そこで、それらの代わり
になる代替食品は需要が高まっています。近年では、培養肉という肉や豚などの
動物から取り出したわずかな細胞を培養して結合させて新たな肉の塊を形成す
る代替食品の研究も進んでいます。


<環境>

 食生活にかかわる温室効果ガス(CO₂)の排出量は肉類の生産・出荷過程が最
も多いといわれており、例えば、豚肉1kgを精肉にするまでに排出されるCO₂
の量は約7.8㎏とされています。農林水産省によると、国民一人が1年間で消
費する豚肉は約12㎏と推定されているため、1年間で約93.6㎏のCO₂排出量
にもなります。この排出量をガソリンに換算すると(ガソリンは1ℓで約2.3㎏
のCO₂排出)約40ℓを使用した場合と同じになります。他には、家畜を育て
るための水や畜産業のための土地開発による森林伐採など、畜産業は環境への
影響がとても大きいといわれています。


<アレルギー>

 アレルギーを持つ方の場合、アレルゲンが含まれている食品を除去した食事
やアレルゲンが含まれていない他の食品を用いた食事をします。除去するとそ
の分の栄養素を補うことができなくなってしまうため、代替職が推奨されます。

牛乳は豆乳、小麦は米粉などに代替ができても、今まで卵には代替食品がありま
せんでした。しかし、豆乳加工品をベースにした卵の代替食品が業務用で新たに
誕生しました。栄養素を補うだけでなく、アレルギーを持っていてもアレルギー
を持っていない人と同じ見た目の食事を食べることができるという利点もあり
ます。








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