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2.ますます延びる平均寿命、進む少子高齢化! (3) [健康]

(3)100歳以上の人口、男性が初めて1万人を超える


 総務省が毎年「敬老の日」に合わせて発表する「推計人口」によると、2021
年9月15日現在の65歳以上の高齢者人口(推計)は、3640万人(前年度比
+22万人)と大きく増加し、総人口に占める割合は、0.3ポイント増の29.1%と
なりました。男女別に見ると、男性は1583万人(男性人口の26.0%)、女性は
2057万人(女性人口の32.0%)と、女性が男性より474万人多くなっていま
す。また、いわゆる「団塊の世代」(主に1947~49年生まれ)を含む70歳以上
の人口は2852万人、総人口に占める割合が22.8%で、前年に比べ61万人増加
しています。高齢化の進行は、主要国と比較しても最も早くなっており、国立社
会保障・人口問題研究所の推計によると2040年には35.3%まで上がる見込み
です。


 また、15歳未満の年少人口(推計)は、前年より22万人少ない1481万人で、
39年連続の減少となり、過去最低を更新しました。男女別では、男子が759万
人、女子が722万人で、男子が女子より37万人多くなっています。総人口に占
める子どもの割合は11.8%で、46年連続で過去最低を更新しています。

 厚生労働省の発表によると、2021年9月15日現在の100歳以上の高齢者は
8万6510人(前年度比+6060人)で、51年連続で過去最多を更新しました。こ
のうち、女性は7万6450人(前年度比+5475人)で全体の88.4%を占め、男
性は前年より585人増加して1万60人で初めて1万人を超えました。医療の
進歩や健康意識の高まりで年々長寿化が進んでおり、100歳以上の高齢者は20
年前と比べて約6倍となりました。





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2.ますます延びる平均寿命、進む少子高齢化! (2) [健康]

(2)出生数は過去最少を更新


 厚生労働省が発表した「2020年人口動態統計」によると、2020年の出生数は
84万835人で、前年の86万5239人に比べて2万4404人減少し、過去最少と
なりました。出生数は母の年齢(5歳階級)別に見ると、44歳以下の各階級で
前年より減少しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により婚姻の先送
りや出産控えが重なり、出生数の減少が加速していると考えられます。

 なお、2020年合計特殊出生率(1人の女性が15~49歳の間に産む子どもの
数の平均)については、2022年2月に公表予定のため現時点では各定数はあり
ませんが、概数によると1.34で前年から0.02ポイント低下しています。




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2.ますます延びる平均寿命、進む少子高齢化! (1) [健康]



(1)平均寿命、男女ともに過去最高を更新


 厚生労働省が発表した「2020年簡易生命表」によると、2020年の日本人の平
均寿命は、男性81.64年、女性87.74年と、前年に比べて男性は0.22年、女性は0.30
年上回りました。主な年齢の平均寿命をみると、男女とも全年齢で前年を上回っ
ています。また、平均寿命の男女差は6.11年で、前年より0.08年拡大しました。

 平均寿命の前年との差を死因別に分析すると、男女とも悪性新生物、脳血管疾
患、心疾患などの死亡率の低下が平均寿命を延ばす方向に働いていると考えら
れます。


 また、平均寿命の国際比較では、今回から世界保健機構(WHO)に加盟する
主要48カ国の比較に切り替えたため、昨年は男女とも1位だった香港が除外さ
れ、日本の女性は6年ぶりに1位、男性は2位となりました。女性の2位は韓
国(86.3年)、3位はシンガポール(86.1年)でした。また、男性の1位はスイ
ス(81.9年)、3位はシンガポール(81.5年)でした。






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(6)注目の抗体カクテル療法&第5の治療薬について [健康]




<抗体カクテル療法>

 抗体カクテル療法とは、体内に抗体を点滴注入することで新型コロナウイル
スが増殖するのを防ぎ、重症化を予防するための治療法です。国内では4例目
の新型コロナウイルス治療薬であり、軽症者に使用することのできる初めての
治療薬として厚生労働省が2021年7月に特例承認を行いました。
 対象者は、発症初期(7日以内)で、50歳以上や基礎疾患があるなど、重症化
リスクが高いと考えられる軽症・中等症患者向けとなっています。厚生労働省は、
7月当初、原則としては入院して点滴投与としていましたが、医療機関が重症者
の対応のためひっ迫していることを受け、9月に療養施設および自宅療養者への
往診でも使用を認めました。しかし、抗体カクテル療法は、投与から24時間以
内に重いアレルギー反応(アナフィラキシー)が出た症例が報告されており、厚
生労働省は、十分な経過観察ができる医師を常駐させるなどの体制を確保する
ように求めています。

 さらに、11月に入り厚生労働省の専門家部会は、患者家族や濃厚接触者や無
症状感染者に対して、重症化リスクがあることを条件に発症予防目的で投与で
きるように了承しました。また、国内初の予防薬として抗体カクテル療法薬が特
例承認され、投与方法もこれまでは点滴でしたが皮下注射も可能となりました。



<抗体カクテル療法のしくみ>

 抗体がウイルスの表面にあるスパイクタンパク質に結合し、人の細胞に侵入
するのを防ぎます。

 この薬は、「中和抗体薬」とも呼ばれ、新型コロナウイルスから回復した人の
抗体を利用するなどして作った2種類の中和抗体を混ぜ合わせた(カクテル
した)点適役である「ロナリープ」を利用します。



<ソトロビマブ>

 2021年9月に、厚生労働省は5例目の治療薬としてソトビマブの特例承認
を行いました。国内では2例目の軽症者向けの治療薬となります。対象は、酸素
投与が必要ない軽症や中等症で、肥満や糖尿病など重症化リスクの高い患者で
す。

 ソトロビマブは、ウイルスから細胞を守る抗体薬であり、点滴投与されます。

 また、投与後、状態を確認する必要があるため、入院患者を対象に使用し、安全
性が確認されれば自宅療養中の患者に対して、往診時に使用できるようにする
とされています。

 また、既に承認を受け使用されている抗体カクテル療法と作用機序は同じで
あり、違いとしては、投与される抗体が2種類ではなく1種類である点です。

 さらに、ソトロビマブは変異を起こしにくい受容体結合部分に作用するため、今
後新たな変異ウイルスが現れた場合にも、効果が変わらないことが期待されて
います。



 新型コロナウイルス感染状況や、感染拡大を阻止すべく取り組まれてきたワ
クチン接種や治療薬について振り返ってきました。これまで世界では2億6千
万人以上の感染者が出ています(2021年11月30日現在)。その中でも肥満や
高血圧、糖尿病といった基礎疾患を持つことが重症化のリスクであると判明し、
改めて「健康」の重要性が世界中で論じられるようになりました。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートワークなどオンライン
システムの導入が進み生活様式も大きな変化を遂げました。そこで、新たに問題
となっているのが、歩数減少などといった運動不足です。また、在宅勤務による
孤独感など心のケアも大切です。心身の健康を維持する上で、今後ますますこう
した生活様式の変化に合った自己管理やサポートの必要性が高まっていくでし
ょう。





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(5)現在承認されている治療薬について [健康]




 現在、国内で承認されている新型コロナウイルスの治療薬は5種類です。ま
ずは、承認が行われた時系列順に3つの治療薬の特徴、そして作用機序および
対象者について学んでいきます。また、最近特例承認された抗体カクテル療法や
治療薬に関しては、次の項目で学んでいきます。


<デムレシベル>
 
 2020年5月、国内初の新型コロナウイルスの治療薬として、審査を大幅に簡
略化する「特例承認」の制度を適用し承認されました。
 元々は、アメリカの製薬会社により、エボラ出血熱の治療薬として開発が進め
られ、エボラ出血熱やマールブルグ熱の治療薬として使用されている点適薬で
す。レムデシベルは、ウイルスの複製に関するRNAポリメラーゼという酵素を
阻害することで、ウイルスの増殖を抑制する効果がある薬です。
 対象者は、供給量を踏まえて体外式膜型人口肺(ECMO)装置などの重症患者
に限定されていましたが、2021年1月の添付文書改訂にともない中等症患者へ
も投与が可能となりました。また、投与期間の基本は5日間であり、最大でも
10日間とされています。

 現在、レムデシベルを投与することにより回復が早まるといった効果を示す
報告がある一方で、多臓器不全や敗血症、急性腎臓障害などの重篤な症状が出た
という報告もあることから副作用を懸念する声もあります。


<デキサメタゾン>

 2020年7月、国内では2例目の治療薬として承認されました。この薬は、合
成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド薬)の一つで、抗炎症作用、抗アレルギー作
用、免疫抑制作用があります。また、日本国内でも1960年代から現在に至るま
で、様々な疾患に対して使用されてきた薬剤です。具体的な疾患としては、
慢性副腎皮質機能不全、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、気管支喘息、
悪性リンパ腫、重症感染症などが挙げられます。

 新型コロナウイルス感染症の重症者では、肺障害および多臓器不全をもたら
す全身性炎症反応を発現することが確認されています。そのため、デキサメタゾ
ンにはこれらの有害な炎症反応を予防又は抑制する可能性が示唆され、その効
果が証明されました。つまり、デキサメタゾンは炎症を抑える働きをもつものの、
ウイルスを攻撃する作用はないため、感染症による炎症から肺などを守ること
が目的とされています。

 この薬の使用方法としては、初回の服用から10日間にわたり継続して服用す
ことが必要とされています。イギリスでの治験によると、治療開始後28日目
時点での死亡率が標準治療に比べると優位に低下することが確認されました。


<バリシチニブ>

 バリシチニチブは、2021年4月に承認された3例目の治療薬です。これまでは、
サイトカインという細胞間の情報伝達を行うタンパク質が深くかかわる間接リ
ウマチやアトピー性皮膚炎などを適応症として承認されていましたが、新たに
新型コロナウイルスによる「肺炎」に対する適応追加が特例承認されました。

 バリシチニブは、経口ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬というものが正式名称で
す。ヤヌスキナーゼ(JAK)とは、体内で炎症を引き起こす要因となる物質であ
あるサイトカインによる刺激を、細胞内に伝える際に必要な酵素です。この酵素を
抑えることによってサイトカインによる刺激が細胞内へ伝達されるのを抑え、
炎症が生じるのを防ぎます。特に、免疫システムが暴走して患者の症状を悪化さ
せる「サイトカインストーム」を抑える効果が期待だれています。

 対象者は、酵素吸入、人工呼吸管理、または体外式膜型人口肺(ECOM)装置
の導入を要する中等症患者および重症者で、入院下で投与が行われます。総投与
期間は14日間までとされています。また、投与時にはやむを得ない場合を除
き、抗疑固薬の投与などによる血栓寒栓予防を行います。さらに、レムデシベル
と併用することでレムデシベル単独療法と比べ回復までの期間が短縮すること
などが確認されました。







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(4)「mRNAワクチン」のしくみ [健康]




 私たちの生活環境の中には、細菌やウイルスなど病気を引き起こすさまざま
な病原体が存在し、共存しています。私たちの体には、一度入ってきた病原体が
再び体内に侵入しても病気にならないように、または重症化しないように、病原
体を記憶し病原体と戦う準備をする「免疫(獲得免疫)」という機能が備わって
います。このしくみを利用したワクチンです。
 ここからは、新型コロナウイルスの登場によって新たに誕生した「mRNA(メ
ッセンジャーRNA)ワクチン)のしくみについてみていきましょう。



<mRNAワクチン(ファイザー社、モデルナ社)>

 mRNAワクチンは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の設計図とな
mRNAを脂質の膜で包み、投与を行います。mRNAとは、DNAまたはRNA
からコピーした遺伝情報に従い、さまざまなタンパク質の合成を促す物質です。
そのタンパク質の一つに、ウイルスの表面に出ている突起の「スパイクタンパク
質」があります。スパイクタンパク質は、それぞれのウイルスを認識する顔のよ
うな存在です。

 人工的に作り出したmRNAを投与することで、体内でスパイクタンパク質を
産生させ、それを受けて抗体がつくられるようになります。






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(3)世界中で誕生した変異株 [健康]




 新型コロナウイルス(COVID-19)は発見されて以降、世界各地で次々と変異
を遂げ感染拡大を続けてきました。ここからは、新型コロナウイルスの基本構造
を確認した上で、変異㈱についてみていきます。



<新型コロナウイルスの構造>

 新型コロナウイルス(COVID-19)はタンパク質でできた「カプシド」
という殻の中に遺伝情報となる核酸(RNA)が収められています。

さらに、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスなどと同様に
カプシドの外側を「エンベロープ」と呼ばれる脂質膜が覆っています。
ウイルスによっては、エンベロープが無いものも存在します。エンベロープ
にある突起が王冠(ギリシア語で「コロナ」)のように見えることから
その名が付きました。



<ウイルスの変異について>

 ウイルスは細胞を持たないため、自分自身で増殖することはできません。そこ
で、増殖や感染を繰り返す中で、少しずつスパイクタンパク質の遺伝子配列に
コピーミスが起こることによって、変異株が作られます。新型コロナウイルスの
ようなRNA型のウイルスは変異が起こりやすいとされており、約2週間程度で
変異株が生じてしまうと考えれれています。


 国立感染症研究所では、変異株の警戒レベルの度合いに応じて、懸念される変異
株(VOC:VaruantsUnderMonitoring)の大きく3つに
分類しています(2021年11月26日現在)。変異株は従来の新型コロナウイルスに比べ
感染力が強いといわれています。


●懸念される変異株(VOC)

 懸念される変異株(VOC)とは、主に感染力が強まったり、ワクチンの効果を
減弱させるなど、ウイルスの性質が変化した可能性が明らかな株です。現在、ベー
タ株、ガンマ株、デルタ株、新たに南アフリカなどで見つかったオミクロン株
が加わり4種類存在します。その中でデルタ株が日本国内では主流となってい
ます。

 さらに、新たに分離されたオミクロン株は、人間の細胞に結合するウイルス表
面のスパイクタンパク質だけで従来の新型コロナウイルスと比べて32カ所もの
変異があることが分かり、南アフリカの一部地域では感染力が強いデルタ株か
ら、オミクロン株に置き換わっているといわれており、感染力が増している可能
性があるとけねんされています。


●注目すべき変異株(VOI)

 注目すべき変異株(VOI)とは、感染力が強まったり、ワクチンの効果を減弱
させることが示唆され、複数の国や地域でクラスターが発生するなど感染拡大
している株です。現在は該当なしとされています。


●監視中の変異株(VUM)

 監視中の変異株(VUM)とは、感染力が強まる可能性が疑われる遺伝子の変異
があるが、疫学的な影響が不明であるため、一定期間監視強化が必要とされる株
です。一時はVOCやVOIに指定されたものが、感染例が激減したものなども
含まれます。アルファ株、旧カッパ株、ラムダ株、ミュー株、A.Y4.2の5種類
が存在します。





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(2)日本国内の感染状況・ワクチンの接種状況 [健康]



<国内の発生状況> (令和3年11月30日公表)
●感染者(陽性者)総数:1,722,664人
●死亡者総数:18,352人
●ワクチン総接種回数:197,101,669人

 日本では、これまで約172万人以上が新型コロナウイルス感染症と診断され
ており、これは全人口の約1.4%に相当します。

 また、新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化しやすいのは、
高齢者と基礎疾患のある方、一部の妊娠後期の方です。重症化のリスクとなる基
礎疾患などには、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病(CKD)、糖尿病、高
血圧、心血管疾患、肥満、喫煙があります。しかし、ワクチン接種を2回受ける
ことで、重症化予防効果が期待できます。現在は重症化する割合は低下しており、
2020年6月以降に診断された人の中では、以下のような割合となっています。

・7重症化する人の割合:約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)
・死亡する人の割合:約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)

2021年6月頃から全国で本格的にワクチン接種が進み、11月30日現在では
2回目の接種を終えた方は約77%となっています。







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(1)「新型コロナウイルス」をふり返る [健康]

 今なお世界中で猛威を振るっている新
型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、2019年12月中国での感染確
認以降、約2年の歳月をかけてウイルスはどのように変異していったのか、ま
た、ワクチン接種や治療薬の開発など、奮闘の日々をふり返っていきます。



(1)時系列で振り返る「新型コロナウイルス(COVID-19)」



2020年1月  国内1例目の新型コロナウイルス感染者を確認

2020年2月  国内で初めて死者が出る
       国内感染者総数が100人を超える

2020年3月  国内感染者総数が1,000人を超える
       東京オリンピックの開催延期を決定

2020年4月  国内初の「緊急事態宣言」対象:一部都道府県⇒全国へ(5月6日まで)
       国内感染者総数が1万人を超える

2020年5月  「緊急事態宣言」の延長(5月31日まで)
      「レムデシビル」を国内初の治療薬として特例承認
      「緊急事態宣言」を解除

2020年6月  唾液を用いたPCR検査の導入

2020年7月  国内感染者総数が2万人を超える
      「デキタメサゾン」を国内2例目の治療薬として承認

2020年10月  国内感染者総数が10万人を超える
       
2021年1月  国内感染者総数が25万人を超える
       2度目の「緊急事態宣言」対象:一部都道府県を除く(2月7日まで)

2021年2月  「緊急事態宣言」延長(3月7日まで)
       医療従事者へのワクチン接種開始
       国内感染者総数が40万人を超える

2021年3月  米ファイザー製ワクチンを特例承認
       「緊急事態宣言」を再延長 対象:東京、神奈川、千葉、埼玉(3月21日まで)
       「緊急事態宣言」解除 


2021年4月  「まん延防止等重点措置」が関東、関西を中心に出る
       国内感染者総数が50万人を超える
       高齢者へのワクチン接種開始
       「バリシチニブ」を国内3例目の治療薬として特例承認
       3度目の「緊急事態宣言」対象:東京、大阪、兵庫、京都(5月11日まで)

2021年5月  「緊急事態宣言」延長(5月31日まで)対象都道府県を拡大
       英アストラゼネカ製、米モデルナ製ワクチンを特例承認
       「緊急事態宣言」再延長(6月20日まで)

2021年6月  沖縄県を除く9都道府県で「緊急事態宣言」解除
       ワクチン接種、全国で本格的に開始

2021年7月  国内感染者総数が80万人を超える
       東京都に4度目の「緊急事態宣言」(8月22日まで)
       「抗体カクテル療法」を国内4例目の治療薬として特例承認
       東京オリンピック無観客で開催
       1日当たりの新規感染者数、初の1万人越え
       「緊急事態宣言」対象都道府県を拡大(8月31日まで)

2021年8月  国内感染者総数が100万人を超える
       1日当たりの新規感染者数、初の2万人越え
       「緊急事態宣言」再延長 対象都道府県をさらに拡大(9月12日まで)

2021年9月  国内感染者総数が150万人を超える
       「緊急事態宣言」再々延長(9月30日まで)
       ワクチン2回接種、国内全人口の50%を超える
       「緊急事態宣言」解除
       「ソトロビマブ」を国内5例目の治療薬として特例承認
       国内感染者総数が170万人を超える

2021年10月  ワクチン2回目接種、国内全人口の70%を超える

2021年11月  11月の1日当たりの平均感染者数が146人に留まる




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世界中を食で旅しよう 香港 [健康]

2021・令和3年
3月26日 金曜日
気温23.1℃ 湿度59% 天気[晴れ]



世界中を食で旅しよう 香港






<世界一の長寿国「香港」>

 香港の平均寿命が世界1位に
なった理由は、食材が豊富に揃
うグルメ大国でありながら、単
に美味しいだけではなく体によ
いものを食べようとする「薬食
同源」「医食同源」の考え方
が根源にあるからです。

 そのため、消化によく体を温
めるものや、旬のものなど栄養
素のバランスが取れたメニュー
を意識して食事をしている人が
多くいます。


 飲み物も気候に関わらず、常
温や暖かいものを好む傾向にあ
ります。

 また、油ものを取る際には、
必ずと言っていいほど脂質の吸
収を抑えるウーロン茶やプーア
ル茶などを一緒に飲みます。

 さらに、体調に合わせて薬膳
スープを飲む習慣もあり、子ど
ものころから漢方や薬膳を取り
入れる生活が浸透しています。



 このように、代々受け継がれ
る医食同源の考え方や食習慣だ
けではなく、大都会香港には自
然が以外にも多く残っており、
朝早く起きて太極拳やハイキン
グなどの運動を積極的に行う習
慣があります。


 また、国としても健康増進に
力を入れており、高齢者が住み
やすいようにバリアフリーなど
の環境整備が進んでいます。



●細かな食品表示で食意識の底上げ

 平均寿命世界一となった香
港ですが、経済が発展するに
つれて食生活も多様化し、19
90年ごろから生活習慣病など
が増えてきました。

 そこで、2010年に食品表示
が細かく記載されるようにな
りました。

 表示項目は、エネルギーや
タンパク質、糖質、脂質だけ
でなく、トランス脂肪酸や飽
和脂肪酸、カルシウムの含有
量、アレルギー表示などがあ
ります。

 また、低カロリーやノンフ
ァットなどの強調表示も厳し
く制限されています。

 一目で、糖質量や食物繊維
の量なども分かるようになっ
ているため、香港の人が食を
選ぶ基準となっています。

 また、細かく表記されるよ
うになったことで、添加物や
農薬の使用されている食品に
関しても、意識して避ける人
が多くなってきました。

















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