SSブログ

海の祭り糸満ハーレー あらまし [沖縄の伝統行事]

スポンサーリンク




“ハーレー鐘が鳴り響き、南国の梅雨が明ける。
         勇壮な海の男たちの祭りの始まりだ。”


 昔から、ハーレー鐘が鳴ると梅雨が明けると言われているが、
糸満では、毎年旧暦の5月4日に糸満漁港内で、海の恵みに感謝し、
「大漁」と「航海安全」を祈願して、勇壮なハーレー行事が行われる。

 この行事は、沖縄古来の丸木舟から発達した、サバニ(漁船)を
祭りのために飾りをつけて、ハーレーブニ(爬龍船)にしたてる。

 全長8メートル程の船体だが船首を龍頭に、船尾に見立てて飾りを
つける。
漕ぎ出して、船は盛んにしぶきあをあげるため、その姿は海面を
泳ぐ龍のようにみえる。
最近では、豊漁を祈願して船首に、カジキやマグロの絵を描いている。

 糸満ハーレーは、神事性を重んじるため旧暦の5月4日に行う。他の
地域においては、ハーレーシーズンの日曜日、祝祭日に催し、観光化
するところが増えつつある。

 糸満ハーレーの幕開けは、一週間前に港を見下ろすサンティンモー
(山巓毛)でハーレー鉦を打ち鳴らし、時期の到来を人々に知らせる。
そして、当日の朝サンティンモーに南山ノ口をはじめ、根神、糸満にある
門中の世話人そして、ハーレーに参加する三村(西村・中村・新島)の
代表者たちが、一堂に集まりウガン(御願)をする。この御願が住むと
港では、ハーレー行事の開始である。

 ハーレー競漕は、御願バーレーからスタートする。
 南山時代から旗を振る役目を受け継ぐ徳屋当主が、サンティンモー
から港に向け旗で合図を送る。この合図で港で待機していた三村の
ハーレー船が、猛然とスタート。

ハーレー鉦やパーランクーが打ち鳴らされ、指笛や声援が飛び交うなか、
三隻のハーレー舟は、水面を割って力強く進む。御願をする人達は、
白銀堂(糸満の氏神)、竜宮の御嶽、糸満のヌン殿内などを巡る。


沖縄伝統旅行 わたしたちのニライカナイを求めて。

沖縄伝統旅行 わたしたちのニライカナイを求めて。



スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました