SSブログ

ただ観るだけでなく [経済]

スポンサーリンク




 金持ちというと、毎日ゴルフやテニスばかりやっているように皮肉まじりに描かれることが
多いようだ。 事実、億万長者の多くはゴルフやテニスを趣味にしている。


 ちなみに、資産レベルとゴルフをする回数とのあいだには、かなりはっきりとした
相関関係が見られる。



 資産1000万ドル級のスーパーリッチがゴルフをプレーする回数は、
ミリオネアでない高所得層の約2倍である。



 多くの億万長者にとってゴルフは重要な意味を持っているが、スポーツに関する活動の
なかには、もっと重要視されているものがある。


 調査対象となった1か月間はゴルフ・シーズンだったにもかかわらず、ゴルフをしたと
答えた億万長者は45%で、すべての活動のなかでも13位とどまっている。


 これに対して、ミリオネアたちの61%がチェックマークを入れているのが、、、


 自分の子供や孫のプレーするスポーツを観戦する。




 つまり、億万長者の多くが、ゴルフ(45%)やテニス(23%)をするより、
子供たちのプレーするスポーツを観戦するほうを優先させているのだ。


 ただし、億万長者たちはただ単に愛情のみからそうするわけではない。 調査対象となった
億万長者のほぼ半数が、学生時代に何らかの団体競技を体験していて、その体験から
大事なものを学んだと思っている。


 競争意識を育んだり、チームワークの重要性を身につけることができたと感じているのだ。
また、学生時代にスポーツをやっていた人は、社会人になってからも、そうでない人より
多く運動することもデータからわかっている。


 定期的な運動が、健康な身体と健全な精神づくりに役立つことは
言うまでもないだろう。


 こうした理由から、億万長者の大半は自分の子供たちにスポーツをやらせている。円満な
人格形成の一環として、スポーツは必要と考えているからだ。 だから、ミリオネアたちは
貴重な時間を割いて、子供たちのプレーするスポーツを観戦する。 これは、べつに
億万長者がふつうの人よりステータスが高いからとか、より子供を愛しているからと
いうわけではなく、時間をどう使い、何を優先させるかの考え方の問題なのである。



 純資産レベルが高いほど、子供のプレーするスポーツを
観戦する頻度が高くなる。



 これはどういう理由からなのか? それは、資産レベルが高い人ほど、自由に時間配分を
決められる立場にあるからだ。


 放課後に行われるスポーツ行事を観に行く親は、ブルーカラー層より富裕層のほうが
圧倒的に多い。 億万長者の多くは、自身が経営する会社のオーナーか、弁護士などの
専門職なので、自分でスケジュールを組むことができる。


 だが、工場の作業員やトラック運転手といったブルーカラー層は、仕事を優先せざるを
えない。 億万長者とふつうの人の大きなちがいは、その報酬の支払われ方にある。


 億万長者の場合は通常業績や成果に対して報酬が与えられるが、ふつうの人の場合は
労働時間や仕上げ他製品の数など、拘束された時間や労働量によって給与が支払われる。


となると、経済的成功の鍵となるのは、自分で時間をやりくりできる職業に就けるか
どうかということになるようである。




時間の柔軟度の高い人は経済も考え方においても
共通点がある。

仕事を離れたプライベートで、
会社員の人と経営者の人が同じスポーツチームにしても、
肝心な場面での素直が、違うなあと感じるときがある。


子どものような素直さで驚かされる時がある。







スポンサーリンク



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。