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日本一速い男 星野一義の体験 生理学的に見た大脳 [超!集中力]

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日本一速い男 星野一義の体験 生理学的に見た大脳


■生理学的に見た大脳

 詳しいことは、専門書にまかせることにして、
生理学的・解剖学的に見た大脳を簡単にのぞいてみましょう。

 私たちの記憶装置である大脳には、ニューロンと呼ばれる脳細胞が
100億~150億個ぎっしりとつまっていると思われます。


 そして、そのニューロンから出た樹状突起といわれる手が、
他のニューロンの樹状突起と交差したり、他のニューロン自身と交差しています。


 この交点をシナプスといい、各ニューロンあたり8000個のシナプスがあります。

 このシナプスが、基本的な私たちの頭の情報の処理や集中力を司っています。

 このニューロンの塊は、神経線維で互いにつながれた左右両半球に分かれています。


 そして、このシナプス間に電流が流れる作用が、
私たちの精神活動や集中の活動となるわけです。


 このようなことを頭の隅に入れ、日本一速い男、
星野一義さんの体験を引用させてもらいながら、
まず心と体のつながりをみてみましょう。




■刺激が肉体的・生理的変化を引き起こす

「ブロロロローン、バゥバゥバゥ」
「ビューン、ビューン」

 ものすごい爆音が、中学校2年生の星野少年の前を通り過ぎていきます。
目の前で展開される2輪車のアクロバット、彼の目玉はまん丸く見開かれたまま、
まばたきひとつしません。


 朝から1日中、河原に突っ立ってそれを見続けていました。


 その日は、3月の雪のちらつく寒い日でした。
中古車センターのポスターで知った<モトクロス大会>というのが見たくて、
星野少年は汽車に乗って、一人で藤枝市に出かけました。

 そして、そこから道行く人に訪ね歩きながら、やっとの思いで
瀬戸川の河原にたどりついたのです。


 その瞬間から、ホンダ、スズキ、コレダ、ランペット、トーハツなどという
マシンが目の前をビュンビュンと駆け抜けるのに、すっかりとりつかれてしまったのです。

 そのとき、彼の頭はモトクロス一色になってしまいました。


 このときに、星野少年の体にどのような刺激が加わり、
その刺激からどのような肉体的、心理的変化が起きていたのでしょうか。
ちょっとのぞいてみましょう。


「期待をはずませて汽車から降りたとき、
遠くにかすかなオートバイの音が聞こえた。」


「それが近づくにつれて、だんだん大きくなってきて、
胸がドキドキ、足が次第に早くなって、顔が紅潮してきた。」


「河原が見えた瞬間、鮮やかなオートバイとライダーが次々と目に焼きついた。」


「マシンのマフラーから吹き出る煙、タイヤが砂ぼこりをもうもうとかきあげ、
火花のように閃光が見える。」


 このような外部からの刺激が、目や耳、皮膚から星野少年に伝わってきます。
その瞬間、初めてモトクロスレースを見たときの、あのえもいわれぬ緊張感や
オートバイの爆発音を聴くときの爽快感などが体に沸き起こってきます。


 このように、私たちの体は、何か外部からの刺激を受けると、
必ずさまざまな肉体的・生理的変化を引き起こします。



星野少年は、
かっこいい!素直に信じた。

まさに天の声に従った。
幼い星野少年は、
自分の才能を見つけて磨き、
モータースポーツの世界に
社会と人のために輝いた。

すばらしいなあ。













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タグ:星野一義
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