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4.食品表示基準から「人工」「合成」の用語を削除 (1) [健康]




 消費者庁は、2020年7月16日に食品表示基準の改正を行い、食品添加物の
表示に使用されている。「人工」「合成」の用語を削除しました。この改正の目的
は、消費者の一般的な認識である「合成だから危険、天然だから安全」「食品添
加物を使用しているものは無添加より危険」というような、「食品添加物=身体
に悪いもの」という消費者の誤認を防ぐことにあります。なお、改正後の商品の
在庫や周知期間を考慮した経過措置期間が、2022年3月31日まで設けられて
いますので、パッケージや広告から次のような表示がなくなるのはもう少し先
になります。



(1)食品添加物とは

 食品添加物は、「食品の製造の過程において又は食品の加工もしくは保存の目
的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの」と定義され
ています。日本では、食品添加物の安全性と有効性を確認して、厚生労働大臣が
指定した「指定添加物(472品目)」、日本において長い食経験があるものについ
て、例外的に指定を受けることなく使用・販売などが認められた「既存添加物
で使用される「天然香料(約600品目)」、通常は食品として使用されるものを、
食品添加物として使用する「一般飲食物添加物(約10品目)」の大きく4つに
分類されています。ただし、今後新たに使われる食品添加物は、天然・合成の区
別なく、すべて食品安全委員会による安全性の評価のもと、厚生労働大臣の指定
を受けた「指定添加物」になります。




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