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5.サステナブルな「代替食品」 (3) [健康]

(3)通常の食品と大豆ミートの違い


 大豆ミートの場合、従来は油を搾った後の残りかすの脱脂大豆を原料にして
いたため、大豆特有の青臭さや油っぽさが残り、味も栄養価も肉に劣っていま
した。しかし、現在はITやAI技術を使いさまざまな試作方法を探ることができ
るフードテックを応用して本物の肉に近づけることができています。

注)フードテック:最新のテクノロジーを駆使することによって、まったく新し
  い形で食品を開発したり、調理法を発見したりする技術


<味・食感>

 大豆独特の香りや風味が少なく、肉の繊維を再現されていて食感も近く、代替
肉と言われなければ本物の肉と間違えるほどともいわれています。



<見た目>

 大豆ミートは挽肉やバラ肉、ブロック肉などに近い形に形成されているも
のがあります。これらは本物の肉のような赤色ではなく茶色い見た目をしてい
るものがほとんどです。他には、ハンバーグやミートボールなどに加工されたも
のやレトルト食品、冷凍食品として販売もされています。これらは本物の肉にそ
っくりな見た目をしています。


<栄養価>

 大豆ミートは本物の肉よりエネルギーと脂質が少ないことが特徴です。なか
には本物の肉と比べエネルギーが50%以下、脂質が10%以下と非常にヘルシー
な商品もあり、健康を気にしている方でも本物の肉より罪悪感なく食べること
ができます。大豆は「畑のお肉」と呼ばれているほどタンパク質が多く含まれて
いるため、低脂質高たんぱくの食材です。また、肉とは異なり動脈硬化などの病
気の要因となる飽和脂肪酸がほとんど含まれていないこと、食物繊維を摂取す
ることができることから、生活習慣病予防やダイエット中の方に好まれていま
す。





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