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高価な靴の方が安上がりである [経済]

 金持ちというのは、商品をせっせと買って使い捨てにしているのではないか?



とくに靴を靴底の張り替えによって長持ちさせるなど、考えただけでぞっとするに
ちがいない。 だが意外にも、億万長者に関する私の全国調査の結果は、そのような
仮説とは遠くかけ離れていた。


取材調査した億万長者の70%は、靴底の張り替えをしているのだ。 しかも、この数値は
実際より低めになっているはずである。 というのは、億万長者の約20%はすでに
仕事から引退しているから、ふだんはスーツを着ることがなく、したがってビジネスシューズ
も履かないのである。


 調査した男性の億万長者の8割は、オールデン・アレンエドモンズ、ジョンストン&
マーフィーといったブランド品の高級紳士靴を履いている。 この種の靴は、アメリカの
一般家庭のクロゼットにあるような代物よりもずっと高価で、2,300ドルはする。


 なぜ彼らは、高価な高級靴を好むのだろうか?


 一般の人たちが靴を買うときに値段を決め手にするのに対して、億万長者は購入時の
値段はあまり気にかけない。 靴の値段ではなく、品質を重視するのである。

彼らにとって品質の善し悪しとは、製品の寿命を加味したコストによって決まるものである。

私はオールデンのタッセルローファーを10年以上履いているが、靴底を張り替えた
(靴底全面を張り替えた)のは2回だけだ。 しかも、この靴は流行に協力してくれた
ある億万長者は、いわゆる安物紳士靴について苦い経験を語ってくれた。


 安い靴は、靴底よりも人間の足のほうが擦り減るよ!





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 では、「製品の寿命を加味したコスト」について、もう少し具体的に考えてみたい。
私はオールデンの靴を10年間愛用している。 日数にして、およそ1600日履いた
ことになる。 購入当時の価格は100ドルで、靴底の張り替えを1回50ドルで
2回している。 したがって、これまでのコストは200ドルである。 それに、
上等の靴型に費やした20ドルを加えると、総額220ドルになる。 
高級靴の寿命を延ばすためには、靴型はきわめて重要なのだ。


 220ドルを1600回で割ると、1回あたり14セント以下になる。 参考までに、
私の大学生の息子が靴にどれほど金をかけているか打ち明けよう。 息子はナイキや
アディダスのスポーツシューズを履きつぶしたり、流行遅れになって履かなくなったりして
1年にだいたい6足買う。 値段は1足65ドルから85ドルで、長くもって100回
履けたとしても、寿命を加味したコストは、1回あたり65セントである。


 これらの数値を考慮すると、靴に余計に金をかけているのは、300ドルのカーフスキン・
ローファーを買う大金持ちの重役だろうか、それとも85ドルのスポーツシューズを買う
大学生だろうか?

外見はあてにならないものである。 同様に、製品の最初のコスト、つまり購入価格も、
それだけでは本当に安いかどうかはわからない。 ショッピングの際には、買おうとする
製品の「寿命を加味したコスト」を考えてから購入するほうがよい場合が多いのだ。




金がある同級生はいいシューズ履いているなあと
何気に思っていた。しかし、
聞いてみたら、安くてかっこいいもの、
古くなったらすぐ買い替える。だから、
高いシューズは買わないと。
高級なものを買って大切にする派な僕は、
日焼けして色褪せた同じ靴ばっかり。
逆に金のないやつ、あるやつの違いを感じた。


今は安くても高くても身の丈で。
かつ、いつも清潔にきれいに大切にかな。


















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