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F1レースは集中力の勝負

「ブォブォブォブォブォブォブォブォォォォォォ・・・・・」

 のF1アメリカグランプリで、堂々の優勝を遂げたのは、アイルトンセナ。

 今年、開幕のレースでは、ぶっちぎりで文句なしの優勝でした。 日本人選手の
中島悟氏は4位に、鈴木亜久里氏が5位と、好成績をあげました。



 時速3百キロメートル。 このスピードがわかるでしょうか? 1秒で83メートル、
ゼロ、イチ、という間に83メートル、次にニッという間に166メートルも先を
走っているのです。


 レースにおいては、わずかなハンドルの操作ミスが命に関わります。 それだけに、
レーサーというのは、一瞬も気の抜けない超人的な集中力を駆使しているといっても
よいでしょう。



 その中島悟氏は、「もし、並のレーサーとトップクラスのレーサーに差があるとすれば、
それは執着心と根気の差だ」といっています。

 執着心と根気、これを支えるのは、まぎれもなく集中力といえましょう。




■アイルトン・セナの強さの秘密

 5年間で50回のポール・ポジション達成。 これは、言わずと知れたF1の王者、
セナの記録です。

 セナはどうして「このような大記録を打ち立てることができたのでしょうか。


 そのひとつに「セナはタイヤに優しい」ということがあげられます。 これは
どういうことかというと、あれだけの距離を最も効率よく走り抜くためには、マシンと
タイヤの性能を最後までうまくキープしなくてはいけないということなのです。


 セナは、たとえ予選用のタイヤを使っても、他のドライバーよりもよいタイムを
だせるそうです。


 いかなる状態においても必要に応じてタイヤを温存し、ロスさせず、余分に走らせる
ことができるのです。


 これは、驚くべきセナの集中力に裏付けられています。 セナは走り終えてから
数時間経っても、レース中のその時々のエンジンの調子などを鮮明に覚えていて、
燃料についても小数点以下3桁の数字まであげて説明できるそうです。



 1レースごとに、コーナーの入り口、途中、立ち上がり、それぞれについて、
マシンが反応した情報を膨大に蓄えて、戻ってくるのです。


 セナの勝利の秘訣は、常に勝つための最低必要なスピードを計算しつつ、マシンを
いたわりながら操る超人的な集中力にあるのです。







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