SSブログ

0.2秒先の自分になる [超!集中力]

 アイルトン・セナも、ある限られた時間内に自分の技術のすべてをだし切ることのできる
ドライバーであるといわれています。


 それは、マシンのあらゆる要素の性能を100パーセント引き出すことができるからです。
わずかな気の緩みが大事故につながるF1レーサーにとって、集中力がいかに大切かは
おわかりになったことと思います。


ぼくは、どういうわけか実際の自分より0.2秒先とか、そんな感じかな~、
の自分になることができるんだ。

 マシンがコーナーにさしかかったときは、ぼく自身はすでにカーブの一番膨らんだ
ところにいる。 これから起こることが予測できるから、実際にそれが起こる前に
補正することができる。



 そういえば、和田孝夫レーサーは、「前の晩に何レースも頭の中でやって眠れない」などと
いうことをよくこぼしているそうです。


 130Rのコーナーをどうクリアするか、シフトダウン、シフトアップのタイミングは?
ラインは? など、予めレースを想定して考えるイメージ・トレーニングは、レーサーにとって
大切なものです。


 しかし、先に述べたように、本番ではサーキットもマシンも計算通りに絶対選ばれない
アクシデントの連続です。


 そこで、無意識の中でいかなる状況にも柔軟に対応して勝負できることが大切なのです。

 その第一の条件は、何にもまして集中力であり、イメージと体で集中した状態におかれた
自分の身をコントロールすることです。


 それがあの神業を引き出す秘訣となっているのでしょう。













nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ: