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集中のメカニズム 集中の基本 [超!集中力]

集中のメカニズム 

■集中の基本

 さて、私たちが集中しているときには、
頭の中では何が起きているでしょうか。


 私たちが一番集中している典型的な例といえば、
好きなTVや映画を見て、それに没頭しているときでしょう。

 このようなときには、ドラマのヒーローやヒロインになりきっています。
そして、頭の中いっぱいにヒーローやヒロインの姿が広がっています。


 集中の基本は、考える対象、行動する対象のイメージが、
イメージの記憶装置[I・S]の中で大きく広がっていることです。


 そして、それ故に、肉体はそのイメージに対応するための
準備をしたり、また、対応しています。

 星野一義さんの話を例にとれば、次のようになります。

 瀬戸川の河原でモトクロス大会を見た瞬間、
頭の中は2輪車の走り回っているイメージでいっぱいになってしまいます。

 学校の勉強、野球のことは頭の中から消えてしまっています。

 自宅の庭でモトクロスの真似ごとをしていたときもそうです。

マフラーとライトを外した手製のモトクロッサーに手を触れた瞬間、
盛土をした1メートルのジャンプを乗り越えるためのイメージが頭の中を支配し、
学校のこと、野球のことは頭の中から消えてしまっています。

 集中の基本はイメージなのです。

 HBCモデルに基づいて考えてみれば、集中とは[I・S(イメージの記録・保持)]
の中の特定な情報が浮かび続けた結果として、
その情報に結びついている[I→O](条件反射)や[S→O](無条件反射)から、
体に信号が継続的に送られている状態と言えましょう。




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