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満腹は集中力を低下する!?  [超!集中力]

今日のひとりごと

早起きの達人 早起きの継続は 三億の得
「早起きは三文の得」言わずと知れた先人の格言です。早起きには1円もかかりません。
自分の努力だけで、10年、20年、30年続けると、3億以上の得があります。
ただただつらいことを除き、いいことずくめの早起きは、続けることでその真価を増していきます。



おなかをいっぱいにしないこと

■満腹は集中力を低下する

 作家としておなじみの五木寛之さんは、小説の構想を練るのに、ひたすら歩き回るといいます。
「ぼくは、書ける時間のことを<お迎えがやってくる>っていう。そのときまで、
ほとんど何も食べずに一種の真空状態にして、何かを呼び寄せようとするのだ。

 このお迎えとは、何百万人もの読者の<声なき声>です。その中にそれぞれ人の魂の
奥深くにある物語が秘められていて、自分に語りかけてくれるそうです。


 宗教の世界では、聖道門といって、意志や信仰によって自己集中する考え方とは逆に、
他力で行う考え方があるといわれています。

五木寛之さんは、自分の集中力と、このもうひとつの自分を超えた力を意識的に利用して、
作品を書いているといえるでしょう。

そして、彼の集中力の秘訣は「ウォーカーハイ」にあります。これは、体をリラックスさせ、
一定のリズムで歩速をコントロールしながら歩くと、一種の放心状態に達するポイントがあり、
そこでは、歩行中の風景は、遠景にしりぞいて、心の中だけを歩いているようになるそうです。


五木寛之氏の作品は、何も食べずに五感が鋭くなったとき、歩き続けて放心状態に
なったとき、何か時空を超えた大きな力に寄ってもたらされたものといえるでしょう。


 おなかがすきすぎていても集中力は保てませんが、満腹状態では、頭も体も消化活動を
優先するため、ベストの状態にはなりにくいということは知ってくとよいでしょう。



タグ:五木寛之
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