期限を決めること 締切効果を活用しよう

期限を決めること　

■締切効果を活用しよう

　膨大な作品を残したり、素晴らしい功績を遂げた人は、
皆、この締切の持つ効果というのを知っていたと思います。

　締切があるからこそ、いつもであれば発揮できないような素晴らしい力が
全身にみなぎってきて、仕事ができてしまうことを知っておいてください。


　確かに、研究活動や文筆活動は、時間があればその人の中で熟成して、
よりよい作品が生まれることがあるかもしれません。


　しかし、私たちの生活の多くの場合は、限られた時間に
ひとつのことを成さなくてはいけない場合がほとんどです。


　それならば、逆に締切を自分でどんどん設けていきましょう。

　締切が設けられた分、それに対して集中力が高まり、
多くのことができるわけです。


　もちろん、自分の能力に応じて、自分に約束できる範囲内で
最初はやってみることです。

　そのうち、こなせる量も多くなり、レベルも高くなるでしょう。

　この締切効果は、先に述べた切迫感の効用を、
期限を定めることで意図的に利用したものといえましょう。


締切効果がどちらかといえば向いている人、例えば
試験勉強でまとめてやる一夜漬けタイプ。

一方で、一夜漬けが得意じゃない、
毎日少しずつこなしていくほうを考えるタイプがある。

そして、夜が得意のタイプ、
朝が効率がいいと考えるタイプ。


まずは、試してみること。
その時その時で徹夜になることと、やっぱり基本だと反省する。
少しずつこなしていくことがやはり大切だと気づく。


しかし、なまけもの続かないのが人でもある。
あの時はこうしたから良い結果になったと、
よいイメージがあればそのやり方をやっていくことがいいんだろう。